今朝、このニュースを観て頭が真っ白になった。
信じられなくて、ソースのFat Wreck Chordsを観て事実だと知った。
寝起きでよく分からないまま出社し、頭が冴えてくると頭の中で[International You Day]が流れだして悲しみでいっぱいになった。
一番好きなバンドだと言っているバンドにこんなことが起こるなんて思わなかった。思ってなかった。
彼らを知ったのは今から10年ほど前の高校2年の夏過ぎ。
SUM41の[FAT LIP]のPVを観て一気にこの世界にのめり込み、友人からたくさんCDを借りたり、PUNK-O-RAMAシリーズで興味のあるバンドをピックアップしてはCDを買って聴き狂っていた頃だった。
「やたら名前の長いバンドがいる」
が第一印象でこの時聴いた曲は、ピンと来なくて高校時代は全く聴かなかった。
大学に入ってパンクロック好きの友達が出来、色んなアルバムを薦めてくる中にNO USE FOR A NAMEの『HARD ROCK BOTTOM』があった。

[Feels Like Home]から[International You Day]の頭2曲を聴いて、FATのバンドでは珍しいくらいに美メロで一気に魅了されたのを覚えてる。
このアルバムは今まで何回聴いたか分からない。
そんな時に、2004年のNO USE FOR A NAMEの来日が決まった。
AX 2日間の対バンはソロをスタートしたばかりのKEN YOKOYAMA。(この頃)
健さんの東名阪が全く取れなかったので、この組み合わせは当時の俺達によっては本当に夢みたいな組み合わせだった。
しかし、チケットには当選したものの、NO USE FOR A NAMEは度重なる来日ドタキャン(TONYの飛行機嫌いって噂)として日本では有名で来るか、半信半疑だった。
前年度来てるとはいえ、当日まで期待値が高すぎて不安で仕方なかったのを覚えてる。
待ちに待ったライブ。
彼らは日本に来てくれた。
まだソロをスタートさせたばかりの健さんは今と比べるとすごいぎこちなく、新曲としてSummer Of '99やCan't Take My Eyes Off Of Youをプレイしていた。
そして、NO USE FOR A NAME。
とにかく衝撃的だった!
ライブの圧巻さも。
フロアーの凄さも。
今まで観てきたライブの景色が全く違ってみえてくる。
そんな言い現わし難いライブだった。
この日、家に帰っても眠れなくて朝までNO USE FOR A NAMEの音源を何度も何度も聴き続けていた。
一緒に行った友人に夜中メールしたら、 そいつも同じことしていた。
それくらい自分の人生にとって衝撃的な経験で、
周りがライブハウスに行かなくなった今も、
汗まみれで、人が頭の上から降ってくるようなライブで暴れ続けるのは、
あの楽しい瞬間を体感したからだと思う。
長野に越してきて、社会人生活にも慣れてきた頃にやってきた
11/07 NO USE FOR A NAME LIVE IN JAPAN 2009 原宿アストロホール
この日のTONYは、ノドがボロボロの中でのライブでライブは1時間半押しでスタート。
そんなライブに感動を覚えた反面、ライブは気が散って期待には遠く不完全燃焼だった。
翌年も彼らは来てくれたが、足が伸びなかった。
そして2012/8/1、TONY SLYが41歳の若さで亡くなったのを知った。
カッコいいことも、あの時のこともちゃんと知っているのに、何でライブに行かなかったのかすごくシコリが残った。
もう観ることが出来ない。
バンドを継続していくとしてもTONYの声は聴けない。
そんなことを仕事中に考えていたから、涙が流れそうになった。
2009年のJAPAN TOURのTシャツは大切なライブの時に着る一着になっている。
この日記を書きながら、ずっとNO USE FOR A NAMEを聴いている。
人生後悔ばっかり。
だけど、本当に良き思い出もたくさん。
そんな良い思いでを与えてくれた、私の人生をひっくり返す刺激を与えてくれたこのバンドを、PUNK ROCKを自分が好きでいる限り、誰かに薦めていきたい。
「What's your name?」
※普通のバージョンのカッコいい動画が見つからなかった。笑
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