2014年4月30日水曜日

アメイジング・スパイダーマン (原題: The Amazing Spider-Man) [映画レビュー]



監督    マーク・ウェブ
脚本    アルヴィン・サージェント
       スティーヴ・クローヴス
日本公開 2012年06月30日


評価:95点(リブートへの抵抗があったけれど、この作品は素晴らしい)






幼い頃に両親を亡くして、叔父夫婦に引き取られたピーター・パーカー。
高校生になったピーターは、正義感はあるものの冴えない日々を送っていた。
ある日、父が残した鞄を叔父の家の地下で見つける。
中身を調べて気になったピーターは、父の勤めていたオズスコープ社で、父の研究の手掛かりを探していた時、ピーターは蜘蛛に噛まれて、蜘蛛のような特殊能力に目覚める。
そんな中、ピーターは叔父と些細なケンカをしまい、家を出る。
ピーターを探し、外へ出た叔父は強盗に遭遇して、命を落とす。
ピーターは得た力を使って、叔父を殺した強盗探して、その評判は瞬く間に広がる。
一方、オズスコープ社では、ピーターの父と同僚で同じ研究をしていたコナーズ博士が、遺伝子組み換えの人体実験を自身の体で行っていた。
一度は成功したかに見られた実験だが、徐々に体が変化していき・・・


サム・ライミ版のスパイダーマンが好きかつ、「TSUTAYAだけ」で観れていなかった本作。(私はゲオ派)
蓋を開けてみれば、最高に面白かった!ちょいちょい入れてくるギャグもまた良かった。
そして、ヒロインが一気に可愛くなった。笑
ゾンビランドの子だと知って納得。

特に良かったのは、ラストのタワーでの死闘(タワーまでのも含む)。
やや地味に感じたものの、心をグワッと掴まれる演出だった。
助け合って、助け合って、、、ってところが、もう最高!

唯一、ダメだったのがラスト。
ああいう甘ったるい終わり方は好きではない。
でも、ヒロインのエマ・ストーンが可愛かったから良かった。
監督も大好きな映画の「(500)日のサマー」のマーク・ウェブってのは、分かっていたし。
それより、この監督のWikiを観て、撮ってるミュージックビデオの50%を知っているということで好感が湧いた。
パンクロックに精通している人に悪い人はいない。

続編が公開中だから観たいと思える作品でした。
アベンジャーズに出て欲しいな~。

2014年4月28日月曜日

アフターショック (原題:Aftershock) [映画レビュー]



監督    ニコラスロペス
脚本    ニコラスロペス
       イーライ・ロス
日本公開 2013年10月26日


評価:90点(「あっ、イーライ・ロスだ!」と全ての面において言いたくなる映画)






チリのサンチャゴへ遊びに行ってきた男3人組。
そして、ナンパして知り合った女3人組。
6人は異国の地を楽しむのだが、クラブで飲んでいると地震が起こって事態は一変。
楽しい一時から、地獄のような惨状へと景色は変わり。。。


ムービーウォッチメンで推されていて鑑賞。
とにかくね、イーライ・ロスなんですよ。笑
主演してるとか関係なく、最初から最後までイーライ・ロス臭しかしない映画でした。
どこがイーライ・ロスかというと、もう「楽園→急降下して地獄」の構図。
イーライ・ロスは、日本で不謹慎と言われる類の映画にかけては、本当に素晴らしい作品を世へ送ってくれると思う。

この映画では、震災による混乱、そして人の死と地震を題材にすると必ずついてくるものだけでなく、
暴動や強姦、そして殺人まで必ず起こる事象が、あっけなく描かれている。
じわじわではなく、あっけなく。
人間の本性が真っ直ぐ描かれていて良かった。
そして、悪趣味なエンディング。あれもまた素晴らしい。

ちなみに好きなシーンは、掃除のおばさんのシーン。
完全に笑いを誘っているとしか思えないタイミング。


この映画に入ってた予告の『道化死てるぜ!』を観てみたい。
タイトルからヤバい。笑

2014年4月27日日曜日

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 (原題: Before Sunrise) [映画レビュー]



監督 リチャード・リンクレイター
日本公開 1995年9月2日


評価:85点(こんなこと、人生に一度は体感してみたい!!)





列車で出会ったアメリカ人の男性ジェシーと、フランス人の女性セリーヌは意気投合。
ジェシーが降りるウィーンで、セリーヌも降りて、朝までウィーンで過ごすように提案する。
セリーヌも降りて、二人は朝までウィーンの街を歩く。


ムービーウォッチメンで、ビフォア・ミッドナイトの特集で興味を持って鑑賞。
まず、絶対ねえ!っと思う非現実感が映画で素晴らしい。もう男の憧れです。
ズルいです。ズルい。
女性側は、分かりません。気になる。
こんなのイケメンだけの特権だ!絶対にそうだ!!

興味深かったのが本作の監督。
まさかスクールオブロックの監督だったとは。
この監督のことがますます好きになりました。

宇多丸師匠は出会いを描いた一作目のビフォア・サンライズが「一番重い」と言っていたので、
次のビフォア・サンセットもすぐに観たいな~。

2014年4月21日月曜日

「あの花」聖地巡礼と、春の秩父巡り 2014/04/13 [埼玉県秩父市]

前回の聖地巡礼から1年半以上、長く日が経ちました。


埼玉県の秩父市。
去年、映画公開時に男3人で観に行った本作の舞台を訪れました。


最初にとりあえず降り立ったのは、秩父駅!(9時半頃)
ちなみにこの日は、朝から人が多いな~っと思っていたら、札所巡りが行われてました。
我々の期待していた聖地巡礼者は、ここでは見当たらず。

ちなみにこの自動販売機前も名所。


町の色んな所で見かた自動販売機。
良いことです。

次は、西武秩父駅へ!

観て頂いてもわかる通り、仲見世通り
たぶん、商店街内にたくさん食べ物の店があって、楽しめるところですが



ダンッ!


ダンッ!ダンッ!
と、至る所に公式もしくは便乗アイテムが多数。

ちなみに、この「あの蒸しパン」を作っているおじさんと話したのですが、
お客さんから「汚い蒸しパンを作って欲しいんだよ~(笑)」と、完全に分かったご応答。

んで歩いていると、お台場にあった・・・


秘密基地が凱旋中でした!!!(2014年3月1日~終了期間は未記入)


スケール感は小さかったですが、再現度が素晴らしかった。


まだ、めんまが加筆する前。


ポッポのエロ本も再現されていました。
素晴らしい。


基地の周りには、秩父の祭り・イベントと「あの花」がコラボしたポスターがたくさん飾ってありました。
すごいよ、秩父。

その後、隣にあったお土産屋でたくさんのグッズの中から、こちらを発見。


なんで、わざわざこの組み合わせを作ったのかは謎です。笑
(去年の夏に発売された物で3種類のうち、これだけが余った模様)

西武秩父駅で、観光案内所にて配っている「あの花」巡礼マップを頂きいったのですが、


素晴らしい短冊。

今回、我々は車で行ったため、使わなかったのですが、こんなラッピングカーが走っています。




旅先で知り合った方が乗ったそうで、めんまの音声が流れているとのこと。
すごいな、秩父。
 このバスの行先でもある・・・


秩父橋へ!!


  観たことのある光景に感動。


橋の片側には、工場


もう片側には、新しい橋。
全てアニメに出てくるシーンで、感動が素晴らしかった。
いや~「あの花」を観て泣いた全ての人は、一度ここへ行ってみてほしい。
※午後は逆光になるとのことで、写真を撮るなら、午後がオススメとのこと。


そして、映画のジャケットにも使われていたここ!
ちょうど写真を撮っている立ち位置付近は狭かったものの、この光景にテンションがさらに上がりました。
秩父、本当に良いところ!!
この時点で時間は11時くらい。チラホラと巡礼の方が見当たりましたよ。


そして、この後は定林寺へ


ここは、超平和バスターズがかくれんぼをしていたり、集まったりとよく使われていたお寺。
札所巡りですごい人でした。
そして、ごくわずかに同じ目的の人々。笑
思ったよりもスケールは小さかった。
ただ、あとでアニメを見るとやっぱりここだったんだな~っと実感。

付近にはこんなスポットもあります。


あなるが、ゆきあつにケリを入れていたところ。
ここも思ったより、トンネルの高さが低かった。
スケール感の微調整ってすごい。


すぐそばにあったベンチ。
とりあえず。このポスターがあったので、写真を撮ったら、
ここはじんたんが学校をサボって座ってたところでした。

ちなみに、札所巡りの方々が座っていたのですが、我々がウロチョロしてたら譲ってくれました。
優しい街、秩父。

また秩父駅付近へ戻って、こちらへ

秩父神社。
ちょうど、ここもアニメの1シーンで使われていたのですが、
フェンスのない交差点の角にあるので、撮影の際は気を付けましょう。


ゆきあつのランニング中に、じんたんが声をかけた場所。
まんまです。
まんま。

そして、交差点を挟んで、神社の真向いのバス停にはこんなものが。




我々は、あの花特需と呼びました。
すげぇ。


こちらも、ランニングコース。
友人とダッシュ写真を撮りまくりました。

と秩父駅周辺を堪能して再度、西武秩父駅へ
お目当ては、秩父名物のこれ


わらじかつ丼。
アニメでもカップルのセリフで登場するとかなんとか。


開運御膳(たしか1200円くらい)という定食を注文。
薄い味噌カツという感じで、なんともいえない食感が良かった。

場所をまた移動して、羊山公園の見晴らしが丘を目指したのですが、
花見で異常な混み!
渋滞に見事にはまりました。

んで、着いたら絶景!

ちょうど満開で、花見をしているお客さんで賑わってました。
そして、ここから10分ほど歩いて


ポッポが眺めていた景色。
本当に秩父を一望できる素晴らしい場所でした。


出ていた屋台で、これまた秩父名物のみそポテトを購入。
味は、わらじとんかつを食べた方は、予想通りの味がすることでしょう。笑


芝桜は、これかららしいですが、十分綺麗に咲いていました。
桜も、芝桜も楽しめて良いところ。

秩父といえば、温泉ということで、最寄りの


武甲温泉へ。
料金は800円と、少しお高めでしたが、露天もあり、綺麗な良い温泉でした。

んで、この後は蕎麦を食べようと考えていたのですが、どこの蕎麦屋も夜はやっていなくて
やっと見つけた大むらへ。



蕎麦はどうしても食べたくて、セットメニューが多数ある中で、またしてもわらじ丼をセレクト。笑
このセットメニュー単品はどれもおいしかったのですが、サラダはフレンチだったりとカオスなセットでした。


そして、我々は昼間きっと光るであろうと予想したバス停へ!!


光ってない。笑
時間を過ぎたのか、全く光ってませんでした。

夜の橋へ。



真っ暗でしたが、夜の景色は色んな思いのこみ上げる感慨深いところでした。
とりあえず、友人とここでもダッシュしました。笑

この後、帰り道にじんたんの通っている高校のもとになった秩父第一中学校もチラ見。
なんか想像以上というか、すごい立派過ぎる作りに驚きを隠せませんでした。
あそこ行ってる中学生は、贅沢!


と、まあこんな感じで、今回も聖地巡礼を楽しみました。
今回、秩父を探索して思ったのは、活気づいていて人の優しいところだと思いました。
仲見世の人も、札所巡りをしている人もみんな親切で、気持ちの良い旅行でした。

ただ唯一残念だったのは、「あの花」祭り感がなかったこと。笑
やっぱり去年の夏と秋の境目に来ておくべきだったな~っと後悔。
次に来る時は、祭り感のある時に来ようと思います。

楽しかった!!!




ホビット 思いがけない冒険 (原題:The Hobbit: An Unexpected Journey)  [映画レビュー]



監督 ピーター・ジャクソン
公開 2012年12月14日


評価:80点(指輪がこの段階で出てくることに驚きを隠せない。指輪物語すげぇ!!)





竜のスマウグに乗っ取られたドワーフ族の山を取り戻すために、13人のドワーフとホビット族のビルボ、そして魔法使いのガンダルフは旅に出る。


この間までレビューを書いていた指輪物語の60年前を描いた本作。
とりあえず前作が10年前にもかかわらず年月を感じさせない雰囲気に脱帽。
ただただ、すごいとしか言いようがない。

しかし、この間まで指輪物語を観ていて、かつ一区切りしていたこともあって、似たようなストーリ展開(そりゃそうだ。なのだけど)に、やや退屈さを覚えたものの、
前作のキャラの立ち位置の違い、そして指輪の登場には気分が高揚したことは言うまでもありません。
この作品の世界観、そしてその映画化ってのは本当にすごいとしか言いようがない感動を覚えました。

次作はちょうど劇場公開終了したところ。
さすがにこの尺の映画を映画館で見るのはしんどそうなので、気長にメディア化を待ちます。
次は、オーランド・ブルームも出るとのことなので待ち遠しい。


2014年4月17日木曜日

劇場版銀魂完結篇 万事屋よ永遠なれ [映画レビュー]



監督 藤田陽一
公開 2013年7月6日


評価:80点(目新しい展開は何もないけど安定して楽しめる)





ある出来事によって、5年後にタイムスリップした坂田銀時。
そこで観たのは、自分の墓と、廃墟ようになっていた江戸だった。
町でチンピラに絡まれた銀時は、現れた5年後の新八と神楽に助けられる。
しかし、二人はバラバラに万時屋をやっており、万時屋の跡継ぎ争いをしていた。
変わってしまった二人の他にも、銀時の周りにいた人々も変わっていた。
銀時がタイムスリップした原因を探り始めるのだが・・・



テレビ版をほぼ全話観たため、観たいとと思っていた作品。
劇場まで行く勇気はわかず、自宅にて鑑賞。
やっぱり、面白かった!相変わらず、ネタの使い回しの連続だったけれど、銀魂はそれで良い。
サザエさん方式で良い。

相変わらず、ところどころのパクリネタは素晴らしかった。
エリザベスの声優は素晴らしかった。笑

銀魂は、先延ばしせず追われるところで終わって、空知先生には次の漫画を描いて欲しいな~