2014年2月25日火曜日

インビジブル (原題:Hollow Man 公開:2000年)




評価:73点(人間の本性)




セバスチャンは国の研究で、透明化には成功した。
しかし、透明から元に戻す技術がなく、試行錯誤を重ねていた。
ある日、ゴリラを使った実験でもとに戻すことに成功。
セバスチャンは、さらに実験を進めるために自身を実験隊として使うのだが、元に戻ることができなくなり・・・


前にウィークエンドシャッフル内であったケヴィン・ベーコン特集で、気になってレンタル。
まぁ~ケヴィン・ベーコンが脱ぐのは知っていたけど、まさか女性の登場人物がほとんど脱ぐとは。笑

映画の内容は、個人的にはツボです。
本能に従って、精神情報がおかしくなっていく様子は、たぶん誰でもああなるか、自殺するかのどちらかなんだろうな。

CGの進歩ってすごいんだなとも感じた作品でした。

2014年2月24日月曜日

悪魔の毒々モンスター (原題:The Toxic Avenger 公開:1987年) [映画]





評価:45点(面白いかと聞かれたら、そうではないけど味はある)




イジメられっ子のメルヴィンは、ある日イジメられている途中に有毒廃棄物に突っ込んで化け物と呼ばれる容姿になってしまう。
しかし、それと同時に怪力を手に入れて、悪党を倒していく。
その評判で、彼は一躍ヒーローになるのだが、裏で悪いことをしている市長はそれをよく思わずにいて、彼を殺そうと企てるのだが


B級ホラーといえばこの作品というくらい有名なトロマの映画。
観た感想は、「雑!!笑」の一言に尽きる。
シーンの使いまわしかつ変な編集、そしてきっとメッセージ性のないシーンの連続に、正直何度も心が折れそうになりながらも、ラストまで観たのだが、やっぱりラストまで意味のないシーンの連続でした。笑

観て思ったことは、他の作品に与えた影響は間違いなく大きいということ。
間違いなく今までみた作品で似たようなシーンをたくさん見たので間違いないと。

B級ホラー好きは観る価値ありです。

2014年2月22日土曜日

テイク・ディス・ワルツ (原題:Take This Waltz 公開:2012年) [映画]



評価:96点(今の自分にとってベストな映画)






結婚生活5年目のマーゴは、旦那との生活や当たり前の日常の繰り返しにどこか物足りない毎日を送っていた。
そんな時、たまたま旅行先で知り合って、たまたま向かいに住んでいたダニエルに心惹かれていく。
しかし、旦那への罪悪感で一歩踏み出せない関係が続いてたのだが・・・


好きな女優であるミッシェル・ウィリアムズ主演ということで気になっていた本作。
特に今の自分にとってズシンと響く作品でした。
最後らへんに「人生なんてどこか物足りないものよ」っというセリフがあるのですが、その通りだと響きました。

乗り換えは怖いというセリフが、全編を集約した一言だと思いました。
乗り換えは周りの人も含めて、誰も幸せにしない。

2014年2月20日木曜日

エンジェルウォーズ (原題:Sucker Punch 公開:2011年) [映画]




評価:55点(言わんとしてることはわかるけど、ただただ退屈)




不慮の事故で妹を殺してしまい、精神病棟へ入院させられたベイビードール。
ロボトミーの手術を控えた彼女の葛藤が始まる。


公開時にやたら、女性が空想の中で戦うという触れ込みや、シネマハスラーの中でも引用されていることが多かったので、気になって鑑賞。
久々に、途中で観るのをやめようかと思ったくらい、ストーリーというか演出。
やたら長い戦闘シーンに、「もういいって」っと思ったことか。

本作で良かったポイントは、音楽。
これは映画が良かったとするポイントではないけど、Bjorkの「AMY OF ME」は去年のフジ予習で何度も聞いていたから、すごく心にずっしり来た。

こういう映画をみると、よくスタッフさんはついてきたと思う。

2014年2月19日水曜日

ワールド・ウォーZ (原題:World War Z  公開:2013年) [映画]




評価:67点(ゾンビの世界観に求めてるのは、コレじゃないんだよ)




ある日、ゾンビの感染者が世界中で拡大していく。
元国連に所属していたジェリーは、国連事務次長ティエリーに呼び戻される。
そこで彼は、ゾンビの感染源を突き止めて、ワクチンの作成に協力することになり、韓国へ旅立つのだが・・・


いつの間にかゾンビ映画にもかかわらず、話題になっていた本作。
「Z」がZOMBIEの「Z」でゾンビ映画だと知って、一瞬心躍ったものの、「ブラピか~」っと嫌な予感もしていた本作。
結果的に、個人的に好きか嫌いかが全く仕分けできない中途半端感が残ったというのが感想。
 ※別の感想は、宇多丸師匠のムービーウォッチメンにて聴いております。

本作の見どころは、世界でゾンビが発生したらどうするか?という点。
原作を読んでいないので、何とも言えないけれど、わかりづらい!
あと移動につぐ移動で、頭の整理がつかないまま次へ進んでいくので、消化不良を覚えました。

とりあえず、原作を読む。

2014年2月17日月曜日

クロニクル (原題:Chronicle 公開:2013年) [映画]




評価:95点(斬新なアイディアと、惹きつけられる展開にテンションが上がった)






冴えない高校生活を送っていたアンドリューは、いとこのマットはパーティに出る。
そして学園では人気者のスティーブと出会い、彼とマットが見つけた穴へ入る。
そこには不思議な物体があり、意識が遠のいて目覚めると、彼らはテレキネシスが使えるようになっていた。
3人は秘密を共有して仲良くなっていくのだが、ある出来事で心に傷を負ったアンドリューは暴走をして・・・


ムービーウォッチメンで、パワープッシュされていて気になっていた本作。
長さ、展開、そして何と言ってもファウンド・フッテージ形式のフル活用というアイディア。
全てにおいてツボだった本作。

序盤、ファウンド・フッテージ形式の日常に違和感を感じていて「作り粗いな~大丈夫かよ」
と思っていたのが、テレキネシスを手に入れてから一変、それが長所に変わったと感じた瞬間が素晴らしかった。

ストーリーの展開は、「これ絶対に『AKIRA』じゃねえか!」と思って、観たあとに調べたら、監督が『AKIRA』を好きだと知って納得。
『キャリー』も含まれているとのことで、これも知って納得。


たぶん、ジャケットを観ていただけでは借りることがなかったため、食わず嫌いはよくないと久々に思い知らされた作品でした。

ヘルタースケルター(公開:2012年) [映画]




評価:65点(映像美と沢尻エリカの濡れ場と水原希子の美しさのための映画)




全身整形で、芸能界のトップに上りつめたリリコ。
しかし、新人の登場や、整形の後遺症でリリコは、自我を維持できなくなって・・・


公開当初から気になっていた本作。
個人的には目玉の蜷川実花の映像美と、沢尻エリカの濡れ場だったわけですが、
序盤でその勢いを出し尽くして、後半は終始ダラダラとした展開は個人的にダメでした。

意外だったのが、知らなかった水原希子の存在感!
凄まじい美人!
そして、ラストに流れたAA=のエンディング
聴いた瞬間は、WAGDUG FUTURISTIC UNITYだと思ったら。
もうマッド復活でいいじゃない。

序盤30分がすべて。

2014年2月16日日曜日

キャビン (原題:THE CABIN IN THE WOOD 公開:2013年)





評価:85点(お約束の裏を突く展開に、よくぞやった!と言いたい)




山奥の小屋で、はしゃぐ5人の若者。
そして、お約束の通り、逸話になぞらえて襲ってくる怪物。

しかし、全て仕組まれた人の手によって仕組まれた罠だった!


レンタル作品で、やたら本数があって気になっていた作品。
B級ホラーの"お約束"の展開、それだけでお腹いっぱいなのだけど、その裏をつく展開。
久々に、「おぉ~!」っと言わざる負えない流れ。
もう、好きですね。

唯一残念だったのが、ラスト付近!
そこまで詳細なのは求めてないって。
ゲラゲラ笑って終わりでいいじゃない。

しかし、それでも"お約束"には逆らえないと久々に魅了されたホラー映画でした。
『死霊のはらわた』のリメイクも楽しみ。

2014年2月15日土曜日

マン・オブ・スティール (原題:Man of Steel 公開:2013年)




評価:70点(悪くはないけど、スーパーマンはもっと明るい作品が良かったな~)





ヒーロー好きとしては、外せないと感じていた本作。
ただ、CMでも全体的に暗いっという印象。
それが映画全編に渡って出過ぎていて、スーパーマンの人を守る強さや、ヒーロー性が映らなかったのが少し悲しかった。

あとは、戦闘シーンがほぼCGでリアリティに欠け過ぎていて、疲れたというのも印象。

嫌いではないけど、好きにはなれないスーパーマン映画。

2014年にレビューを書ききれなかった映画




  • 劇場版 HUNTER×HUNTER―The LAST MISSION―
  • LOOPER
  • トロール・ハンター

パシフィック・リム (原題:Pacific Rim 公開:2013年)




評価:75点(求めるのはこんな高価なものじゃない)




太平洋から現れた怪獣!
人類は対抗するため、人造ロボット・イェーガーを建造。
しかし、次々と現れる怪獣は段々と強くなり、倒すことが難しくなっていった。
人類は、怪獣が現れる"割れ目"をふさぐため、最後の戦いに出た


昨年度の映画の中でも、各所で圧倒的な人気を集めていた本作。
何がそんなに人を魅了するのかというと、ギレルモ・デル・トロが日本の特撮文化を愛してやまないことであり、
それを本気やっていることに尽きると思う。

ただ、自分の求める映画像とは少し異なっていた印象。
というのも、チープでどこか穴がある。
ある視点でのリアリティを追及するともちろん、ここへ行きつく気がするけれど、ここを自分が求めていないと分かった気がした。

本気で好きな人が本気で作った映画は、やっぱりすごいの一言に尽きる。そんな作品でした。