
監督 内田けんじ
公開 2012年9月15日
評価:40点(出演者と番宣盛りで騙された気分)
お金もなく売れない劇団員の桜井武史は、恋人と別れて自殺を考えていた。
ある日、銭湯へ行くと、客の一人が頭を打って気絶。
たまたま彼のロッカーの鍵を手にした桜井武史は、自分の鍵とすり替える。
倒れた男・山崎信一郎の車やお金、アパートまで使った桜井武史は、罪悪感から彼の入院している病院へ財布などを渡しに行く。
すると、彼は記憶をなくしていて、自分を桜井武史だと思い込んでおり・・・
王様のブランチで公開当初に特集があって気になっていた作品。
出演に香川さんと堺さんとあり、これは外さないだろう!っと思っていたら、個人的には全くハマらず。
なんだろう。
綺麗過ぎる。
話が綺麗過ぎてつまらなかった。
たぶん一番ダメだったと思う要因は、全てが良い方向へ良い方向へと運ぶこととだと思う。
車がブツかっても何もなかったりだとか、不幸のどん底どころか登場人物が全員良い人で良い方向へ転んでいくさまとか、全てが不自然。
で、イヤだった。
様々な賞をとっているけれど、何故か全然わからなかった。
不謹慎な映画の方が惹かれる。