2014年6月7日土曜日

そして父になる [映画レビュー]



監督    是枝裕和
脚本    是枝裕和
日本公開 2013年9月28日


評価:96点(泣きたくなった。観る人によって、様々な感じ方のある映画)





<あらすじ>
一流企業で働く野々宮良多。
妻と6歳の子・慶多を持ち、幸せな日々を送っていた。
そんなある日、慶多を生んだ病院から来て欲しいと連絡がある。
そこで病院から、子供を取り違えがあったと伝えられる。
戸惑いを覚える野々宮夫妻は、慶多の本当の親である斎木夫婦であると会う。
そして、お互いの子供にも会い、交流を深めていくのだが、
互いの夫婦ともに、子供を交換については抵抗があって・・・


前評判もさながら、是枝監督ということで気になっていた作品。
『誰も知らない』で感銘を受け、『空気人形』で衝撃を受け、そして本作を観れて本当に良かった。

この映画を観ていて何よりも良かったのが、「父親も立派な仕事」というリリーフランキーのセリフ。
改めて、その通りだと感じたことと、肩の力を抜くことと、子供と向き合う大切さのようなことを感じました。
そして、福山雅治演じる野々宮良多が、父親になろうと気づいた瞬間。
私も泣きそうになりました。

ガリレオの印象が強い今の福山雅治だからこそ、この役が非常に活きたと思う。
この間、『真夏の方程式』を観たからこそ、さらにこの映画でこの役の印象がより映えた気がした。

0 件のコメント:

コメントを投稿