2014年5月26日月曜日

苦役列車 [映画レビュー]



監督    山下敦弘
脚本    いまおかしんじ
原作    西村賢太『苦役列車』 
日本公開 2012年7月14日


評価:85点(楽しくはない。けれど、心にグサッと突き刺さる。辛い。)





中卒で、日雇いの人足をしながら働く貫多。
常に金はなく家賃は滞納。
楽しみは、酒を飲むことと風俗へ行くこと。
そんな彼は、職場で同年齢の専門学生・正二と出会い、友達になる。
さらに、貫多が以前から気になっていた古本屋でアルバイトをする康子とも、友達になる。
色んなことが動きはじめたように見えたが・・・


公開当初から気になっていた作品でやっと鑑賞。
「森山未來がブリーフになる」以外の情報が全く鑑賞したのだが、、、
もっと軽い映画化と思ったら、重い。。。重い映画だった。
なんだよ、これ。全然、軽くないじゃないか。
特に、この映画は今の自分にズシーンと重くのしかかる作品だった。
森山未来の雰囲気は、異常なくらいに出過ぎていて、この作品の重さを際立たせていた気がする。

この映画が公開された当初、原作の西村賢太さんが異議を唱えていた記憶があったけれど、
なんであろうと思ったら、自伝的な要素を含んでいたからだと知って、納得。
知っているからこそのエフェクトは本人にとって違和感しかなかった気がする。

この映画を見て、何より思ったのは、前田敦子がよくこの映画のオファーを受けたよな~っということ。

とにもかくにも、恐ろしい映画。

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